FX誕生の歴史に関して

FX誕生の歴史に関して

FXは株式などに比べて新しい金融商品だ。これまでの歴史を振り返ろう

 

2011年にはレバレッジが最大25倍に規制

 

FX(外国為替証拠金取引)の歴史は浅く、日本では1998年に初めて登場した。それまでは銀行など一部の金融機関だけが為替取引を許されていたが、98年4月に外為法の改正が実施され、一般企業や個人でも為替取引が可能な規制緩和がなされた。その中で誕生したのがFXである。

 

日本で最初にFXを立ち上げたのが、ダイワフテーチャーズ(現・ひまわり証券)の尾関高氏(現・ GCI Tech コー回応Zy勤務)。そして、尾関氏とともに、FXのビジネスモデルの基礎を作り世に広めたのが、「外国為賛証拠金取引」の名付け親でもあり、当時、同社の事業開発部長だった山本久敏氏(現・マネースクウェアージャパン代表取締役社長)である。彼らは、まさにFXの第一人者だ。

 

一方で、悪質なFX業者による詐欺事件、スキャルピングや何百倍もの高レバレッジによる投機的な取引が増大するなど、さまざまな問題点が浮き彫りになった。そこで、2010年2月にはFX業者に対し信託保全が義務化され、過当投機の防止として8月には最大50倍にレバレッジが規制され、さらに2011年には25倍になる予定だ。

 

こうした法整備や規制に対し、さまざまな意見がある中、本来の「FXのあるべき姿」に戻る期待感がうかがえよう。「FX新時代」の到来である。つまり、これまでのギャンブル的な取引手法は影を潜め、FXが正当な資産運用の新しい形として改めて脚光を浴びる時が、今まさにやってきたといっても過言ではないだろう。

 

360円の固定相場から80円台前半まで円高が推移

 

次に、円相場の歴史を振り返ろう。第2次世界大戦後、日本は1ドル=360円の固定相場が続いたが、米国は71年にドルと金との兌換停止を決定、同年にドルが切り下げられ、1ドル=308円となった。73年、日本は変動相場制に移行、その直後に1ドル=260円台まで円高が進んだ。

 

その後、円高傾向は続き、現在は80円台前半〜半ばで推移している。円相場のこれまでを例えると、ボールを高いところからポーンと落とし、大きくはずみながら段々となだらかになり、今はあまり動かない状態と言えよう。これからFXで資産運用をはじめる初心者にとって、円相場の歴史はひとつのヒントとなるかもしれない。FXを始めた理由のひとつにこのようなことがあるのだろう。

 

 

日本のFX誕生は98年の外為法の改正からFX業者の区分管理による信託保全の義務化やレバレンジ規制など法整備が強化され、日本で最初にFXを立ち上げたのはダイワフユーチャーズ(現・ひまわり証券)である。